ひとりひとりの水辺の実現に向けて

|||||||||||||| 水辺通信 2018_9月号 ||||||||||||||||||||||

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目次

■ 三十石船型カーゴバイク「伏見マール」が八軒家浜に入港しました。
■ウェブサイト「OSAKA旅めがね」に水辺ダイナーを紹介いただきました。
■「IPPUKU 2018−変わりゆくフツーについて考える3時間」にメンバーが参加します(9月29日)
■「PUBLICSHIP SCHOOL 2018」ダイジェストムービーを作成しました。


こんにちは、水辺のまち再生プロジェクトの笹尾です。

スマホを変えたのをきっかけに漫画アプリをインストールしてみました。「アカギ(麻雀漫画)」が数巻無料だったので久しぶりに読んでみたら、20年ほど前に一度読んでいるはずなのに、初めて読むかのように楽しめました。・・・つまり、今、世の中にある作品を消化していっても20年周期のループで一生飽きずに過ごせる、ということに気づいてしまいました。極端な話、もはや新作に欠乏していないのです。名作を掘り返すだけで一生を終えることができるのです。

漫画にせよ、小説にせよ、音楽にせよ、映画にせよ、世の中は傑作にあふれていて、それにアクセスできるチャンネルが十分に用意されているのが現代です。偉大なる傑作はいつまでも蓄積され社会に残り続け、私たちの前に露出しています。

これは、コンテンツの受容者として「限られた時間で何を選ぶか」が超重要だということ以上に、コンテンツの発信者としての「届かなさ・選んでもらえなさ」が深刻化してきていると
言えます。埋もれないためには、情報の位置づけ・形態・内容・発信方法の精緻化が求められます。伝える術に秀でていても内容のない情報は罪ですが、内容だけで伝える術のない情報はそもそも存在していないのと同義です。

ということで、今月の水辺通信よ、届けぇええええええ!


■ 三十石船型カーゴバイク「伏見マール」が八軒家浜に入港しました。

一度台風延期を挟みましたが、伏見マールが無事8月18日(土)に八軒家浜に入港しました。伏見マールを製作したのは「伏見の港デザイン研究所.port(ドットポート)」さん。入港式に至るまでの経緯はこちらの記事( https://fushimi.keizai.biz/headline/412/ )に詳しいです。

普段は水辺という公共空間の「開かれた利用」ができる方法を模索する我々ですが、今回はしっかり手続きを取っていく方法になり、それはそれでちゃんとやりたいことがやれるんだなということが分かりました。ただし、この手続きを踏むにはかなり高いハードルがあることも実感し、やはりそこに住むみんなの公共空間の自由使用の感覚が開かれてかつ熟慮された利用方法が開拓されればもっと気軽に関わっていけるんだろうなとも思いました。

伏見マール八軒家浜入港式の動画リンクを載せておきます。雰囲気よくわかりますので、よろしければ御覧ください。
 ●URL https://www.youtube.com/watch?v=X9hGwjjaECY


■ウェブサイト「OSAKA旅めがね」に水辺ダイナーを紹介いただきました。

大阪のまちの魅力を伝えるまち歩き・体験型コンテンツを展開するプログラム「OSAKA旅めがね」のウェブサイトがリニューアルし、「人」と「人」をつなげることをコンセプトとしたメディアとしての機能が付加されました。その中で水辺ダイナーを体験いただき、記事にしていただきましたので、よろしければご覧ください。
 ●URL http://tabimegane.com/findout/topic8.html

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■「IPPUKU 2018−変わりゆくフツーについて考える3時間」にメンバーが参加します(9月29日)

10月に尼崎市の条例「尼崎市たばこ対策推進条例」が施行されます。つい最近まで、喫煙行為は「フツー」でした。そして、今、非喫煙が「フツー」になり、喫煙行為が迷惑行為・悪者のようにさえ取り扱われつつあります。

そこで、喫煙行為を二項対立で絶対悪として判断するのではなく、「変わりゆくフツー」の中のひとつの考え方として捉えようと、出産、宿泊、福祉など、いろんな「変わりゆくフツー」のそれぞれのケースについて話を聞いて考えるためのフォーラムが開催されることとなりました。
メンバーも参加し、「公共空間に居座る、勝手に使う」ことに対する考え方が、昔と今の違いや立場の違いでどう変わってきているか話題提供してきます(要申し込みです)。
 ●URL http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/kenko/kenko_joho/1011882/1012994.html


■「PUBLICSHIP SCHOOL 2018」の振り返りをアップしました。

この水辺通信でも何度もご紹介している「PUBLICSHIP SCHOOL 2018」ですが、当日のムービーを含めた振り返りページをアップしました。
よろしければご覧ください。
 ●URL http://mizube-life.seesaa.net/article/461210914.html


・次回「水辺通信」は、2018年10月配信予定
・通信の送信希望や停止、水辺情報の提供は以下アドレスまで
 mizube@suito-osaka.net


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        http://www.suito-osaka.net

2018年09月10日

posted by 水辺のまち再生プロジェクト at 10:21 | 水辺通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PUBLICSHIP SCHOOL 2018の総まとめ

2018年7月22日(日)に「PUBLICSHIP SCHOOL 2018」を実施しました。

企画の案内にも記していますが、私たちは、日常的な都市生活がどんどん便利かつ窮屈になってきている現状に対して、「自分でやりたいことを選んで実行できる生活文化の醸成」が大切だと考えました。そこで、都市における「公共空間の自由使用」の重要性を見出し、その可能性を広げて自身の生活や活動に還すための企画を立てました。

「規制やルール主導ではない、そこに住まい訪れる人々の野生に基づく、自分たちのための公共空間の自由使用を模索し獲得していく活動」を”PUBLICSHIP”と名づけました。そして、その先駆的実践者から丸1日をかけて彼らなりの"PUBLICSHIP"について知って学び、議論し、実践し、振り返って共有する機会として、東京の吉祥寺からmi-ri meterさん(宮口明子さん、笠置秀紀さん)を講師に迎えました。

mi-ri meterさんはその約20年の活動を通じて一貫して「都市を自分のものとして使う」という視点を持ち続けていて、様々なプロジェクトを実践しているユニットです(月刊事業構想2018年6月号)。近年、実践されている「URBANING_U 都市の学校」という自分自身と都市との距離を近づけるトレーニングプログラムを今回のPUBLICSHIP SCHOOLの趣旨にアレンジしていただく形で、テーマを「都市空間をマーキングし、自分の定点を埋め込む」としてPUBLICSHIP SCHOOL 2018を実施ました。

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当日は、大阪市の地下鉄阿波座駅からほど近くの江之子島文化芸術創造センターを拠点にその周辺一帯を活動フィールドとし、「講義」「ディスカッション」「体験」「フィードバック」の順で進行していきました。

まず、「講義」「ディスカッション」では、mi-ri meterさんのこれまでの活動や知見を振り返りつつ、理念や哲学について話を伺いました。自分たちの生活と世の中の大きな動きとのギャップ、同じようなギャップに対して取り組んでいる世界の先例などについて、何かテーマや話題があるのではなく、やや網羅的に話を伺う機会になりました。

「体験」でのテーマは「都市空間をマーキングし、自分の定点を埋め込む」。参加者は、普段歩かない場所や行かない場所に行きながら、自分にとって落ち着ける場所や心地いい場所を勝手に自分の定点として定めます。そして、その定点にじっととどまってみたり、掃除したり、お気に入りのものを置き去ったり、する行為を通じて自分と定点との間の「距離」を認識し始めるころには、それまで何の変哲もなかった「定点」が自分にとって特別な場所になっていることに気づきます。最後の「フィードバック」については、この下のムービーで一部を公開しているので、ご覧いただければと思います。



この時期は酷暑が続いていて、22日(日)当日も最高気温36度で晴天という夏らしい気候の中、時間のうちの半分が屋外での実施でしたが事故もなく終えることができました。

PUBLICSHIP SCHOOLは2019年度にシリーズ化による本格実施を構想しています。今回は、そのプレ企画としてmi-ri meterさんを第一回の講師として実施をしました。これからどんな方を講師として迎えるか、何を学んで何を実践する機会にするかを練り上げていきたいと思っています。

どうぞ楽しみにお待ちください!




PUBLICSHIP SCHOOL 2018
都市空間をマーキングし、自分の定点を埋め込む

当日進行・運営 mi-ri meter(宮口明子、笠置秀紀)
  全体企画・制作 末村巧、黒田篤史、中津壮人、笹尾和宏

2018年7月22日(日)10時30分〜19時00分

2018年08月21日

posted by 水辺のまち再生プロジェクト at 21:22 | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

水辺ダイナー@中之島公園水上劇場、実施しました(2018年7月)

アートエリアB1でのトークイベントの後の懇親会。アートエリアの方々との事前打ち合わせを外でやりましょうと言っていたのが雨で流れたので、その「順延」の意味もあって、アートエリアB1から地上に出た辺り、中央公会堂の前の広場である「水上劇場」で水辺ダイナー@軽めを実施しました。
軽めと言っても「食事や飲み物を簡単に準備しましょ」というもので、掘り下げ足りなかったトークの内容やその周辺の話題について終電近くまでぐいぐいとお話を続けて、幸いにも随分と深めの水辺ダイナーになりました。風が吹かないと生暖かい大阪の夏の夜でした。

スタンディングで飲食をするときはハイテーブルが大活躍しますね。

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2018年08月13日

posted by 水辺のまち再生プロジェクト at 20:41 | 活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする