ひとりひとりの水辺の実現に向けて

|||||||||||||| 水辺通信 2019_9月号 ||||||||||||||||||||||

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目次

■メンバーが執筆した書籍が発刊されます!
■PUBLICSHIP SCHOOL 2019 第三回「流しのこたつ」企画スタート!


こんにちは、水辺のまち再生プロジェクトの笹尾です。

今、キャッシュレス化やスマートスピーカー、監視カメラに端を発する情報通信技術と計算処理技術の発達によって、私たちのあらゆる生活行為がデータ化され、コンピュータによって分析・判断・処理される都市が具体的に展望できる時代になりました。そうした高度にシステム化された近未来都市では、私たちの生活行為はマーケットとしての収集対象ではなく誘導・操作する対象にさえなるわけですが、もはや私たちはそうした潮流を抗うことなく受け入れるしかないのでしょうか。
そう考えたとき、私たちにできることは、主権者が私たちであると強く認識し、「何が不要で何を受け入れるのかの意思表示をしっかりと示すこと」「そもそも技術・サービスの扱い手としての意思をはっきりと示すこと」なのだろうと考えています。
AI/ICT技術と都市。スマートシティはネクストフェーズの扉を開けつつありますが、同時に技術革新に対する私たちのリテラシーをアップデートする必要に迫られていると言えます。

少し突拍子もない話になってしまいましたが、それでは、今月の水辺通信です!


■「PUBLIC HACK 私的に自由にまちを使う」が発刊されます!

学芸出版社さんが版元となりメンバーが執筆した書籍「PUBLIC HACK 私的に自由にまちを使う」が9月下旬に出版されることになりました。身近に楽しめる水辺の使い方(水辺ランチや水辺ナイトに始まり、大阪ラブボート、水辺ダイナー、クランピング…)と合わせて、広く公共空間における、全国の先駆者の取り組みについて取り上げています。また、「公共空間の自由使用」を根本に据えた私たちのコアコンセプト「NO BORDER, BE WILD」に通じるまちへの想いや考え・解釈を綴るとともに、私たちの自由使用を支えてくれる管理者のマネジメントの姿勢についても触手を伸ばし、特に素晴らしいと感じるいくつかのケースを紹介しています。

こちらで、先に「はじめに」「終わりに」をご覧いただくことが可能です。
http://book.gakugei-pub.co.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2719-8.htm

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■PUBLICSHIP SCHOOL 2019 第三回「流しのこたつ」企画スタート!

全3回で実施する今年度のPUBLICSHIP SCHOOL 2019。第2回は参加人数が目標に満たず、涙を呑む結果となりましたが、気を取り直して第3回「流しのこたつ(12月実施予定)」の企画をスタートします!路上のこたつを通じた「冬でも居られる公共空間」を一緒に体感してみましょう!
概要が詰まり次第、みなさまにお知らせします。

「流しのこたつ」の実施写真などはこちらから!
https://www.facebook.com/nagashinokotatsu/


・次回「水辺通信」は、2019年10月配信予定
・通信の送信希望や停止、水辺情報の提供は以下アドレスまで
 mizube@suito-osaka.net


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2019年09月06日

posted by 水辺のまち再生プロジェクト at 12:30 | 水辺通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

|||||||||||||| 水辺通信 2019_8月号 ||||||||||||||||||||||

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目次

■PUBLICSHIP SCHOOL 2019 第二弾「0円ショップ」鋭意受付中です!
■今月の水辺不動産情報


こんにちは、水辺のまち再生プロジェクトの笹尾です。

水辺空間をはじめ、各地の「まちづくり団体」が「エリアマネジメント団体」と呼ばれるようになってきています。この「エリアマネジメント」という言葉を「エリア」と「マネジメント」に分けると、そこに関わるのは「エリア=都市空間の専門家」と「マネジメント=経営の専門家」、つまりエンジニアリングとビジネスの両方の職能が求めらているということが見えてきます。
前者はマネジメントという時間軸までを見据えた現場(公共空間活用や活性化イベントなど)を志向し、後者はエリアを組織体と見立てた事業継続性(人材・財源など)を志向します。黎明期の現在は一方の専門家は実践者(非専門家)として相手の専門領域のテーブルにつきますが、今後、その両方の職能を持つ、或いは両者の橋渡しができる専門家が重要な役割を担うことになるのだろうと感じています。

それでは、今月の水辺通信です!


■PUBLICSHIP SCHOOL 2019 第二回「0円ショップ」鋭意受付中です!

第二回の講師である鶴見済さんを初めて知ったのは、Calo Bookshop & Cafeで購入した共著書の「レイブ力」でした。「音楽に身を委ねること」と「人間が本能的に自然を求め、その一部だと自覚すること」の親和性に触れられていて、モヤモヤがスパッと言語化されたことを鮮明に覚えています。そこでは「レイブ」という環境やフレームが初めて会った者同士の一期一会の共助を誘発することについても書かれていました。今回、鶴見さんからは、自身の経験や洞察を基にした路上学的レクチャーも実施いただきます。
また第二回の「実践」パートである0円ショップは、アメリカ村や道頓堀、淀屋橋、中崎町、天満、谷六など既に受け付けている候補地案等から選んでグループで赴きますが、どんな「道行く人」との一期一会があるのか、コミュニケーションを介した路上観察の機会としても捉えてもらいたいと思っています。

「0円で生きる」「脱資本主義宣言」などの鶴見さんの著書も是非ご一読の上、ご参加いただければと思います!


日 程:9月1日〜29日(日)
    ※9月1日〜28日は各自準備期間、鶴見さん来阪は9月29日(予備日10月5日)
参加費:5,000円 (事前振込)
申込先:publicshipschool@gmail.com
    ※名前、メール、電話を添えてご連絡ください。
詳 細:http://mizube-life.seesaa.net/article/468196862.html
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■今月の水辺不動産情報

 □大胆リノベーション【大川】
  http://mizube-fudosan.com/syosai.php?id=10297

 □船で通勤できるかもしれないオフィス【土佐堀川】
  http://mizube-fudosan.com/syosai.php?id=10534

 □今にも出航しそうなビル【道頓堀川】
  http://mizube-fudosan.com/syosai.php?id=10446

 □水辺の古民家店舗【石川】
  http://mizube-fudosan.com/syosai.php?id=10511

 □【売買】疎水のほとりのレトロな洋館【琵琶湖疎水】
  http://mizube-fudosan.com/syosai.php?id=10482


・次回「水辺通信」は、2019年9月配信予定
・通信の送信希望や停止、水辺情報の提供は以下アドレスまで
 mizube@suito-osaka.net


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2019年08月20日

posted by 水辺のまち再生プロジェクト at 07:00 | 水辺通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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目次

■鶴見済さん来阪!「0円ショップ」を学びます!
■今月の水辺不動産情報


こんにちは、水辺のまち再生プロジェクトの笹尾です。

ふいに気持ちのいい広場に出会うことがあります。三重県名張市で見つけた広場は開放的な広がりと適度な段差のある、市役所の前庭でした。「それにしても人の姿がない!」と回り込んでみると、裏手が駐車場になっていて市民はそこからアクセスしていたのでした。
岩手県のオガール紫波しかり、新潟県のアオーレ長岡しかり、公共施設を「大勢が集まる場所」と捉えて、そこに諸機能を複合させています。「公共施設に付随する広場は整然としていて当然」と思い込まず、もっと柔軟な視点でうまく使えば、敢えて広場を整備せずとも、まちのヘソづくりがうまく進んでいく兆しはあります。コンパクトシティはそういった小さな工夫から実現されていくのかもしれません。

それでは、今月の水辺通信です!


■鶴見済さん来阪!「0円ショップ」を学びます!

PUBLICSHIP SCHOOL 2019の第二回目は「くにたち0円ショップ」より鶴見済さんを講師にお招きします。エコや支え合いの価値だけに留まらず、今や全国各地に広がりを見せる路上の不用品放出市「0円ショップ」。その実践を通じて、自らがまちを彩る登場人物になり、「見知らぬ人との束の間の関係づくり」を体験し、無関係だった社会が実際は自分の日常のすぐ傍にあることを肌感覚として感じていただければと思います。加えて、0円ショップにまつわる考え方に触れてそのノウハウを身に付けながら、「フリーマーケットと何が違うのか」「公共空間で自由使用として定期継続的に取り組む意味が何なのか」鶴見さんと一緒に考えてみたいと思います。

大阪市内の各地に0円ショップをゲリラ的に出現させる取り組みでもあります。参加申し込み、お待ちしています!!

日 程:9月1日〜29日(日)
    ※鶴見さん来阪は9月29日(予備日10月5日)
参加費:5,000円 (事前振込)
申込先:publicshipschool@gmail.com
    ※名前、メール、電話を添えてお送りください。
詳 細:http://mizube-life.seesaa.net/article/468196862.html


■今月の水辺不動産情報

 □白い箱のような部屋
  mizube-fudosan.com/syosai.php?id=10297

 □船で通勤できるかもしれないオフィス
  mizube-fudosan.com/syosai.php?id=10534

 □道頓堀に浮かぶ船のようなビル
  mizube-fudosan.com/syosai.php?id=10446

 □河内長野の古民家店舗でパン屋さんを
  mizube-fudosan.com/syosai.php?id=10511
 
 □京都モダニズムの継承者を求む!
  minfudo.com/syosai2.php?id=10482


・次回「水辺通信」は、2019年8月配信予定
・通信の送信希望や停止、水辺情報の提供は以下アドレスまで
 mizube@suito-osaka.net


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2019年07月22日

posted by 水辺のまち再生プロジェクト at 23:54 | 水辺通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする