柵や橋の欄干に私たちの体が「凭れかかる」程度に、クランプが「掴む」こと。
私たちが「凭れかかる」程度にクランプが空間に「居る」こと。
私たちが「凭れかかる」程度であることがクランピングの肝です。そして、
クランピング自身も、柵や橋の欄干を「掴んで」「居る」ことができるから、サイドテーブルとして成立します。
去年の暮れから構想が具体化し、試行錯誤を繰り返しながら、いくつかのパターンを試してきました。
クランピングがあるからできること、クランピングだからこそやりたいこと、が何か?
シチュエーション、人数、相手、内容、場の雰囲気、with_what...。
大阪の都心部の川の柵や橋の欄干の傾向も概ね掴めてきていて、
汎用性が高く、昼にも夜にもフィットするクランピングキットになりました。
クランピングを通じたまちとの距離の測り方…
まちには川が流れていますが、川と陸地との境界線で多く見られるのが柵や手摺りです。本来はそれ以上寄り付かせないために置かれているものですが、寄り掛かったり持たれたりしながらホッと落ち着ける「寄り付き」場所になることもあります。柵や手摺りは簡単に乗り越えられないよう腰よりも上の位置にあり、サイドテーブルにちょうど良い高さです。「ひと工夫」することで、「寄り付き」に広がりを持たせることができるのでは、と考えました。また、柵や手摺り以外に、私たちが見落としている「エッジ」があるのではと思い、それを可視化・実装するためのツール「クランピング」を開発しました。
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2018年05月05日